本日、無事仕事納めを迎え、早めに帰宅。明日からの帰省&取材の準備も完了したところです。
そして、Webサイト、街中、テレビ、ラジオなどでは「平成最後」という四文字熟語があちこちで飛び交っています。
ひょっとして、平成生まれの人にはピンと来ないかもしれませんが、約30年前、1989年の1月に、それなりの分別のある年齢で昭和から平成への改元を経験した筆者の世代からすれば、何となく違和感を覚えるのも確かです。
そう、30年前といえば、前年の1988年9月に昭和天皇が倒れられてからは、以降病状の経過がニュースで毎日のように流れるとともに、各種イベントが軒並み「自粛」という形で中止となり、国内が澱んだ空気に包まれていた時期でした。
さらに、年末を迎えるころには、病状の更なる悪化が伝えられ、「いよいよ昭和も終わりか」と多くの人が「時代の節目」を感じていたでしょうけど、少なくとも、メディアはもちろん、公の席でも「昭和最後」という四文字熟語は口には出せなかったと思います。
そう考えると「平成最後」と大っぴらに言える状況は、皇室と日本国民の関係から考えると、昭和の時代よりは「オープンになった」と言えるでしょうし、現在の天皇陛下が「生前退位」という道を選択された成果とも言えそうです。
あとは、次の元号がどういった文字で表せられるのか、最新情報では、来年4月中旬、改元の半月前に発表という話が出ているようですが、それまでは「平成最後」の四文字熟語が事あるごとに、しつこく使われることでしょう。
このブログも、筆者自身が健在ならば、平成最後の日を迎えることはできそうです。とは言っても、筆者の性格から言って、特別なメッセージを発するでもなく、淡々とゴールデンウィーク後半の予定を書き込むことになりそうですが…