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Channel: KEN爺の小言(KKGT)
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結局みんな「アイドル」を蔑視しているのでは…

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NGT48のメンバー暴行事件発覚から1週間。事件は収束するどころか、ネットでは数々のデマ、デマと疑われる情報が飛び交い、NGT48に協賛してきた企業、団体も撤退を始めたり、有名人が事件に対してセクハラともいえるような発言をしたり、どれもこれも、運営のAKS、当事者の(元)支配人が誠意のある見解を示さないことから起こっている問題です。

 

事態がますます悪化の一途を辿っている中、元々「アイドル」に対して嫌悪感を抱いている人、全く関心を示さない人たちがこぞって「NGTはもちろん、他の48グループもみんな解散したほうがいい」、果ては「もうアイドルは無くしたほうがいい」ということを言い出しています。

 

しかし、「みんな解散してしまえ」「アイドルなんて無くなってしまえ」というニュアンスの発言は、アイドルに対してセクハラ発言を繰り返している人と同様、アイドルを低く見ている(蔑視している)としか筆者には聞こえません。それは、メジャー、地下、ご当地関わらず、アイドル文化を築き上げてきた運営、メンバー、ファンに対する侮辱ともとらえられるものです。

 

残念ながら、現状は「アイドル」に対して嫌悪感を抱いている人、全く関心を示さない人のほうが、「アイドル」が好きな人、関心を持っている人よりも多数を占めています。そうなると、「アイドル」を低く見る(蔑視する)発言は高まりこそすれ、なかなか沈静化しないかもしれません。

 

それでも、アイドルに対して、何らかのリスペクトを持っているのであれば、あらゆる方向、思想、信条からの「蔑視」には対抗していかなくてはいけないでしょう。今回の事件はもちろん、昨年のご当地アイドルメンバーの自殺事件、ご当地アイドル・地下アイドルで相次いだセクハラ・パワハラ事件を通ってきた身としてはなおさらそうした思いを抱かざるを得ません。

 

事件はまだまだ途中経過の状態です。筆者の思いもまた途中経過ということで、大きな動きがあったらまたこの場でコメントしてみます。

 

 


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