「陽春のパッセージ」リリースから30年

今から30年前、1990年の4月25日に、アイドルポップス史上屈指の「名曲」と言われる「陽春（はる）のパッセージ」が、田中陽子さんのデビュー曲としてリリースされました。




アイドルポップス史上屈指の「名曲」と形容しましたが、特に、今の季節、春から初夏に向かう心の駆け出しを表した高揚感溢れるイントロ（鷺巣詩郎氏のアレンジ）は、J-POPトータルで考えても歴史に残るものだと確信しています。当時は、芸能界を目指す人にもオーディション、スクールの発表会などで何度も取り上げられていました。

田中陽子さんは前年の「ホリプロ・タレントスカウトキャラバン」で見事優勝、ホリプロアイドル期待の星としてデビューしましたが、諸事情により1年で引退。引退時には理由について何かと取り沙汰されました。
現在は、基本的には芸能界とは無関係の仕事を行っているようですが、数年前に、自身のツイッターをスタートさせ近況を発信しています。

田中陽子 ツイッターアカウント

あれから30年、この曲をカバーするアーチストも何組か現れているようです。こうした楽曲を紹介していくのも、人生後が少ない「オジサン」の任務なのかもしれません。