おはようございます。
新型コロナウイルスの影響がまだまだ世界を覆う中、国内有数のアパレル企業である「レナウン」が、昨日、民事再生法を申請、事実上倒産したとの報道がありました。
「レナウン」といえば、「イエイエ」でおなじみのCMソングや、国内、海外の豪華俳優陣を起用したCMが、昭和の時代を駆け抜けて行きました。そのCMを編集した画像がYouTubeにUPされていますので、紹介いたしましょう。
シルヴィー・バルタンに始まり、アラン・ドロン、アーノルド・パーマー、高倉健と、単純に商品を売り出すというよりも、俳優、アーチスト、スポーツ選手のプロモーションビデオといってもいいくらいの物語性のあるCMで、この時代、レナウンという会社が、彼らへのギャラや、CMの制作費を出すに十分な利益を上げていた証明とも言えそうです。ライフスタイル提唱型CMとしては、サントリーと双璧をなすものだったと改めて思います。
こうして、昭和に栄華を極めたレナウンも、平成に入ると、。海外ではGAP、FOREVER21など、そして、国内ではユニクロなどのファストファッションに押さえ、ブランド力も大きく低下、企業として苦しむ状況に陥り、最近では中国企業の傘下に渡って経営再建が進められていたようです。
昭和または20世紀に最盛期を迎え、平成または21世紀に苦しんで何とか生き延びている企業、こうした企業が、コロナ禍が続く中、今一番危ないのかもしれません。