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Channel: KEN爺の小言(KKGT)
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どうなる? アイドルたちの博多どんたく

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国内ゴールデンウィーク最大の祭りとされる「博多どんたく港まつり」(5月3日~4日)まであと2ヶ月足らずと近づいてきました。

ここ数年「福岡アイドルフェスティバル」と称され、アイドルファンの間で盛り上がりを見せているどんたくも、アイドルユニット解散の波が福岡にも本格的に押し寄せて来ている中、そうした盛り上がりに懸念の声が聞こえ始めています。

現時点では、先日3月14日に電撃解散した「ヒペリカム」をはじめ、「きゃら♥ふる」「乙女の純情」「れいしゅしゅ」「零式☆下剋嬢」らが解散、活動休止、あるいは拠点の異動を発表(予定を含む)しており、少なくとも、どんたくの舞台で、これらのユニットを観ることはできそうにありません。

また、福岡県内もう1つの政令指定都市である北九州市でも、「すぺわの!」「ぱじゃるー」が相次いで解散、解散する予定で、福岡アイドルは明らかに、淘汰・凋落の時期に突入したと言わざるを得ないでしょう。



果たして、今年のどんたくは、アイドルフェスのごとく、各地の演舞台をアイドルが縦横無尽に回る状況ではなくなってしまうのでしょうか?



解散した「ヒペリカム」の所属事務所であったオフィスノアール、活動休止中の「きゃら♥ふる」の所属事務所であるアクティブハカタ、ともに、アイドルが盛り上がる以前から10年以上にわたり、福岡エンタテインメントの代表として所属タレントがどんたくのステージに立ってきました。オフィスノアールは「ノアールキッズ」として、アクティブハカタは「Rev.from DVL」の前身である「DVL」としてコアなファンを沸かせ続けてきたのです。

おそらく、両事務所とも、これまでのキャリアで培ってきたどんたく演舞台への「出演枠」は残っていると思います。「ヒペリカム」「きゃら♥ふる」としてのステージは叶わないとしても、所属しているタレントを「レッスンの場」としてステージに立たせることは可能でしょうし、仮にそれさえできないようであれば、両事務所の福岡での存在意義に関わるのは間違いありません。今回のどんたくが、事務所としての「正念場」と捉えて奮起してほしいです。オフィスノアールもアクティブハカタも信じていますよ!


一方、勢いを増しそうなのがユニドル(女子大生アイドル)の存在。昨年末、福岡・天神のライブハウスで開催されたユニドル九州予選における満員の盛況ぶりは記憶に新しいところですが、大人数でアイドルの振りコピを披露するパフォーマンスはお祭りの場にはピッタリですし、一般のお客さんもAKB48やももクロの楽曲が流れてきたら足を留めやすいでしょうから、集客という点でもメリットは大きそうです。

もしかしたら、もうどんたく参加のために動いている団体(大学)もあるかもしれません。新しい流れを受け入れて時代を作っていくどんたくらしい、ユニドル勢の活躍ぶりに期待したいところです。


「ユニドル」は広義では「スクール系」と言えるものですが、本来のスクール系でもあるタレントスクールでは「avex artist academy(aaa)」、「EXPG」の両福岡校がどんたくにもコンスタントに出演しています。特にaaaは小学生世代が充実していて、わざわざ東京・大阪からイベントを観に来るファンもいるとか、アイドルファンにとってもチェックすべきカテコリーなのは当然かと思います。

そして、本ブログでも取り上げてきた第一薬科大学附属高校の「パラマ芸能塾」、昨年開校した「福岡スクールオブミュージック高等専修学校(FSM高専)」といった正規の高校過程で音楽・芸能を学んでいる生徒さんもどんたく演舞台への出演が予想されます。こちらも将来のアイドルの卵たちが多く出演しそうでやはりアイドルファンには見逃せないところです。


このように、アイドルシーン全体に「解散」「休止」「脱退」といったネガティブな空気が流れる中、今年の博多どんたくのステージでは、新しい勢力の台頭が観られるのか? LinQ、HR、QunQunといった「福岡アイドル」を興したキャリアを持ったユニットが「福岡ブランド」を前面に出して存在感を発揮するのか? 果てまたHKT48、Rev.from DVLといった超メジャー級のユニットが貫録を見せるのか? 筆者としては、アイドルにとって歴史の転換点になるという認識で臨みたいですし、それが、アイドルにとって「ひとすじの光」が見える2日間であってほしい、そう願います。



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