70年代に10代を過ごした筆者にとってまた悲しい情報が入ってきました。
西城秀樹さん死去 63歳 最期まで「生涯歌手」（日刊スポーツ）
「傷だらけのローラ」「ＹＯＵＮＧ ＭＡＮ（Ｙ．Ｍ．Ｃ．Ａ．）」「ギャランドゥ」などのヒット曲、ドラマ「寺内貫太郎一家」での熱演、「新御三家」、ロックボーカリストの先駆者、ハウスバーモントカレー… 数々の顔を持ち、数々の実績を残した秀樹さん、「ザ・ベストテン」や「夜のヒットスタジオ」はよく観ていましたし、FMで西城秀樹さんの特集が組まれたときにはしっかり録音していました。
アイドル界でも、「秀樹の妹コンテスト」を2度に渡って開催し、河合奈保子さん、石川秀美さんを発掘、特に石川秀美さんは、秀樹さん自身が強く推薦して選ばれたとのことです。
一方、歌手としては、洋楽の名曲を発掘、先に取り上げた「ＹＯＵＮＧ ＭＡＮ（Ｙ．Ｍ．Ｃ．Ａ．）」はもちろん、ワム！の名バラード「Careless Whisper」を「抱きしめてジルバ」のタイトルでカバー（新御三家の1人、郷ひろみさんとの競作となりました）、さらに、グラハム・ボネット（元レインボー）の「Night Games」もカバーするなど、日本人の琴線に響くようなナンバーを発掘、カバーしていったように思えます。
それにしても、2度の脳梗塞でリハビリを続けていたとは言え、63歳での死はほんとうに若いです。秀樹さんがリスペクトしていたロッド・ステュワート、ジェフ・ベック、ミック・ジャガーらはまだ存命だというのに…
機会があれば、西城秀樹さんのヒット曲を丹念に聴きながら、彼の開拓した「ロック魂」がどういったものだったか自身の中で確認していきたいと思います。
故人のご冥福をお祈りします。