本日、東京を含む首都圏4都県と北海道に発令されていたた新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が全面的に解除されました。
これで国内すべての地域で緊急事態宣言が解除となり、これまで休業していた商店、施設も一気に再開するすることになりそうです。
とは言え、筆者が扱っているアイドル系のイベント・ライブは、人が密集する可能性が高い現場として扱われるため、休業要請解除は後回し、特に、ライブハウスが、クラスター発生のリスクが高いとして、当面再開の目途は立たないのでは、という意見が大勢を占めています。
そんな中、ライブハウスに関しても、ライブ関係者と感染の専門家が話し合って再開の目途を探る動きも出始めているようです。
ライブハウス再開で業界と専門家が協議へ 西村担当相「6月中旬にも再開」
(SANKEI NEWS より)
実のところ、ライブハウスに関しては「もう切り捨てるのでは」といわんばかりのガイドラインをとある自治体(=国内最大の自治体)が示して、大きな不安をなげかけたものですが、与野党の議員、自治体首長にもライブハウスが好きな人は少なからず存在するでしょうし、何より、政府、自治体に対してそれなりの影響力があり、ライブハウスを「文化」としてしっかり評価してくれる個人、団体の意見がが政府、自治体を動かしたのかもしれません。
ライブハウスの具体的な消毒方法、面積に応じたキャパの設定、お客さん、演者、スタッフそれぞれの感染防止対策など、話し合いによって一定のガイドラインを設けて、早期の再開にこぎつけられることを願うばかりです。
もう1つ、筆者のライフワークでもある「地方遠征」についてもこんな意見が出されています。
(ライブドアニュースより)
「地方遠征」については、緊急事態宣言発令中は「自粛しなさい」というもので、特に、ゴールデンウィーク期間中は「来ないでください」と強い調子で促す自治体が大勢を占めていました。
今回、解除後も、「できるだけ控えてください」とトーンダウンはしてますが、「引き続き…」とも捉えられるもので、中には躊躇を続ける人も少なからずいるかもしれません。
6月19日という設定がどんな根拠があるのかは不明ですが(一応プロ野球がこの日開幕することが決まりましたが)、曲がりなりにも堂々と「遠征してもいいですよ」というお墨付きが得られることによって、イベント・ライブを再開する理由付けにもなりますし、これまで運休を続けて来た交通機関もこれを機に元の便数に戻すところも出てきそうです。
いずれにしても、感染がまた広がってしまえば元の木阿弥。マスク着用、人混みの中に長時間いないこと、相手との一定の距離を取るといった基本姿勢は変えられません。まだまだ不便な部分はあるかもしれませんが、あの何もないゴールデンウィークを乗り越えられたのですから、今一度身の回りを引き締めて過ごしていきたい所存です。