東日本大震災から5年。
仕事先ではちょうど休憩時間だった14時46分に食堂に集まっての黙祷がありましたし、メディアでは当然のごとく被災地の復興の状況や福島第一原発の現状を伝える特番が続きました。
「震災を忘れない」、ある意味、国民的なスローガンともなっているこのフレーズ。
とは言っても、そんなに大それたことができるわけではありません。ただ、曲がりなりにも9年以上このブログ(という名の日記)を書き続けてきた筆者には、5年前に何を書いたのか、を引き出して検証することは可能です。
5年前の記事
(2011年3月11日 20:23)
こんばんは。
1時間ほど前に、バスとタクシーを乗り継いで帰宅いたしました。都心に出ていなかったのが幸いでした。
自宅のほうは、一部のCD、DVDや本が落ちたくらいで、物や機材が倒れたり壊れたりということはありませんでしたが、水道、ガスは帰宅してからしばらくは止まっていました。
今回大きな被害を受けた仙台方面は、先日1月30日に、3月16日にメジャーデビューを控えた「ドロシーリトルハッピー」を筆頭にした「ステップワン」のイベントに行ったばかり(こちらの記事 )。 また、先日の「U.M.U.AWARD 2010」予選会に出演した「NYTS」(ナイツ)の本拠地、福島県浪江町も大きな被害が発生したものと考えられます。今は、メンバー、スタッフ、関係者の方々の無事を祈るばかりです。
なお、明日より福岡(12日「めんこい(はぁと)くらぶ」ライブ)、広島(13日「ASH 2011 SPRING ACT」)と回る予定にしていますが、明日も、交通機関、特に羽田空港までのアクセスが止まったままの状態が続けば、最悪、福岡行きは中止とし、13日の広島のみに絞ろうかと考えています。
自分自身の心配をしつつも、Dorothy Little Happy(ドロシー)は? NYTSは? と当時被災した街を拠点に活動していたご当地アイドルや、翌日からの福岡、広島遠征の心配を綴っており、このような状況に遭ってもアイドルヲタであり続けている自身の姿が見えるような気がします。
実際には、福岡のイベントは中止、広島の「ASH 2011 SPRING ACT」は開催することが決定し、福岡行きはキャンセル、広島直行の日程を組んで発表会を観戦することになりました。また、Dorothy Little Happyも活動再開後の5月に福島・郡山のショッピングモールで観戦、NYTSも6月の仙台で開催された復興を目的としたライブで観戦することが出来ました。
「震災を忘れない」、それは決して「無理やり忘れない」ことでも、「忘れないことを強制する(推しつける)」ものでもないと思います。あくまで自身の意識の問題として、こうして当時書いたことを引き出して冷静に考えてみると言うのも1つの選択肢かもしれません。
これからしばらくは、機会あるごとに、震災後の筆者の動きを振り返ってみたいところです。